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卒業式
卒業式★記念品のお礼は「お下がり」
 

 「一言書いて?!」と卒業アルバムと色ペンを抱えて右往左往する子、仲良しを見つけてはパチパチ記念撮影をしてる子・・・・・・。卒業式って女子高生の大事なイベント。涙と笑顔の女の子たちでごったがえす校内では、後輩から先輩へ、花束や寄せ書きを渡す光景があちこちで見られる。

 この春、東京都立高を卒業した白山美希さんが部活の後輩たちから1冊のポケットアルバムをもらった。「写真を入れる部分に、1人ずつからの手紙が入ってた。すっごい感激しました」

 もちろん在校生の目当てはお返しだけど、最近は「お下がり」が人気とか。好きな先輩の制服上下や上履きのほか、他校生からもネクタイや校章、かばんなどをもらいたがるらしい。

 「人気私立校のアイテムで、自分の制服ファッションを充実させたい」と私立女子高1年の高田洋子さん。ただし競争はかなり熾烈で、男の子から学ランの第2ボタンをゲットするより難しいんだって。




(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.2.8朝日新聞朝刊より)

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運転免許
運転免許★制服姿のドライバーも
 

 受験シーズンを終えた女子高生は今、運転免許の取得に必死らしい。東京都内のある教習所は、高校生が殺到し、技能講習の予約を入れられるのが2週間先とか。

 「制服で通ってくる他校生をすごく意識しちゃう。講習の進み具合とかが超気になるんです」と話すのは都立高校3年加藤美夏さん。一足早く先月ゲットした。「最初は助手席で『交代交代!』って叫んでいた母も、いまは『駅まで送ってよ』と頼んできます」

 すぐに慣れる子がいる一方、いくら友だちを「乗せてあげる」と誘っても「絶対イヤ!」って断られちゃう子も。教習所通いの際、マナーの悪い車を見つけては正しい交通規則を心の中で唱えていたのに、と残念そう。

 「渋滞中で隣に並んだ車のお兄さんに、不思議そうな目でみられちゃった」とはにかむのは私立高校3年の飯島沙希さん。「実は制服姿で運転してたんです(笑い)」。卒業式まであとわずか。安全運転で、いい思い出を作ってね。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.2.8朝日新聞朝刊より)

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にがり
にがり★ママ譲りの美容・健康グッズ
 

 女子高生の間で最近話題なのが「にがり」。ミニボトルを通学カバンに入れて持ち歩き、お弁当や飲み物などに「何でも1滴たらしちゃう!」という子が増えている。お風呂にも入れるとか。

 いつもはブームの火付け役の彼女たち。だけど、今回は「お母さんの影響」との声が圧倒的。初めは「やせる」「便秘が治る」といったうわさが美容と健康に関心の高いママたちに広まった。スーパーなどで安く買えるようになってから、娘世代にも浸透したようだ。

 東京都立高校2年井坂有杏さんのクラスでは今年に入って大ブレーク。「味はまずいけど、おばあちゃんが『肌につければキレイになる』って。自然の物だから安心です」。ただし、みんな好奇心から試すけど、効果には個人差がありそう。

 「自分好みの豆腐作りにはまっている」というのは同じく2年の家田光江さん。豆乳に少しずつ入れて固さを調整しながら作る。できたてのあったかいお豆腐は、家族にも喜ばれてるんだって。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.2.8朝日新聞朝刊より)

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自己流ノート
自己流ノート★落書きしすぎは要注意
 

 毎日勉強に励む学生にとって、授業で使うノートは必需品。「実用だけじゃつまらない!」という女子高生たちの間で今、表紙いっぱいに落書きしたり、お気に入りのステッカーやシールを張ったりする「自己流ノート」が人気だ。

 用意するのは5冊200円の無印良品や、100円均一で買い求めた無地のもの。まずは科目や自分の名前を書き込み、色ペンで好きなキャラクターや愛用ブランドのロゴを入れていく。

 東京都内の私立女子高生1年星明那さんのクラスでは、半分は自己流らしい。裏表紙に芸能人の名前を入れたり、授業中にこっそり書いたり、イラスト上手の友だちに頼んだり。なんだかとっても楽しそう。

 「自己流がはやり始めたのは学校に慣れてきた2学期ごろから」という同じく1年北村あやのさんによると、落書きに熱中しすぎるのは要注意。「派手な『失敗作』には愛着がわかず、どうしても最後まで使い切れなくて・・・」


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.2.8朝日新聞朝刊より)

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待ち受け画像
待ち受け画像★作者も現役女子高生
 

 携帯の待ち受け画像って、ペットとか彼氏とかお気に入りの写真が多いけど、女子高生たちの間では今、ある人物が描いたイラストが話題を呼んでいる。作者は愛媛県に住む17歳の現役女子高生らしい。「デザイン科で学んでいる」と、自分が運営するネット上のサイトで公表している。

 昨年の秋ごろチェーンメールで回り、全国にアッという間に広まった。無料でダウンロードできるので、「クラスの子のほとんどが画像一つは持ってるはずです」と東京都内の私立高校2年小口茜さんは話す。

 人気の画像は「好きやから。」といった一言が添えられた制服姿のカップルのイラストなど。「とにかく癒し系。見ているだけで、ほのぼのした気持ちになれるんです」と同じく2年の織田麻央さん。


 一方で、小さな動物をちぎって食べている女の子のイラストなど不気味な作品も。これらは「こわカワ」(こわくてカワイイ)系と呼ばれ、待ち受けにはしないんだって。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.1.25朝日新聞朝刊より)

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読書
読書★話題本の評価は・・・
 

 最近の女子高生の読書事情。ケイタイメールに忙しくて全然読まない子から、「通学途中の電車の中で月に10冊」という本好きまで様々。ただこの世代の読書量は下降気味らしく、学校側も毎朝10分間だけ読ませたり、長期休みの前に課題図書を配って試験をしたりと、かなり努力してる。とはいえ、「はやりモン」が気になる女の子たち。「共感!感動!泣ける!」という1冊が口コミをきっかけにパーッと広がり、先生がクラスの本棚に置くことも。
 例えば、最近注目だったのは恋愛小説「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一著)。人気女優の「泣きながら一気に読んだ」とのコメントと映画化の噂が、話題づくりに拍車をかけた。
 これから読みたいと言う東京都内の私立女子高校2年高橋奈恵さんは「友だちのお薦めは絶対に面白い」。でも福島あいかさんのように「ちょっと物足りなかったかも・・・」という子も。ちなみに彼女、小さなころから大の読書家です。

(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2004.1.11朝日新聞朝刊より)

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洋楽熱
洋楽熱★「耳コミ」で伝わる魅力
 

 通学中、MDプレーヤーに集中してる女子高生が目につく。どんなのを聴いているかというと、最近は「洋楽」が熱い。ステイシー・オリコやブリトニー・スピアーズなどの若手米国女性ボーカリストが一番人気。学校の休み時間に友達と並んで座りイヤホンを片方ずつ耳に付け、「これっていいよね?」と相づちを打ちながら聴くのが日常的な光景とか。

 「いい曲は『耳コミ』で流行する」と東京都の私立女子高2年伊藤愛美さん。「同年代なのに芯の強さを感じてあこがれちゃう!カラオケで1曲は完璧に歌いたい」と目下、英語の発音や歌詞を練習中だ。

 自分の部屋でBGMに流す子も多い。都立高校3年関根梨沙さんはカーペンターズやスティービー・ワンダーがお気に入り。ママに影響されたんだけど、時々ママが歌詞を口ずさんでくるのが不満の種。「邪魔って感じる時もあるそうで・・・。とにかく洋楽にはまるのって、やっぱ高校時代だよね。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.12.21朝日新聞朝刊より)

ああ ▲TOP
ひざ掛け
ひざ掛け★座布団や枕にも
 

 冬でもミニスカートの女子高生だけど、実はとっても寒がり。学校の木の椅子って本当に冷たいし、休み時間の廊下もヒンヤリしてる。だから「ひざかけ」は必需品なんだって。

 ロングスカートのように腰に巻く子が圧倒的だけど、肩にかけたり、いすに敷いて座布団にしたりもする。東京都立高校2年の岡田江美さんによると「眠くなったら、小さく畳んで枕にしちゃうんです(笑)」。

 そんなニーズを反映して、防寒具にしては可愛らしいものが続々登場中。値段も約千円とお手ごろだ。川浦実咲さんは「キティやミッフィーといった人気キャラクターのほか、ピンクのフリース生地とかチェック柄もあって、冬の教室は華やかです」と話す。

 授業中だけでなく、教室を移動する時とか、いつでもどこへでも持っていく。お昼休みもみんな腰にひざ掛けを巻き、並んでお弁当を食べるんだって。これでおしゃべりが盛り上がれば、寒さなんて吹き飛んじゃうよ。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.12.07朝日新聞朝刊より)

マスコット
マスコット★この冬は大きめ
 

 木枯らしの街を、マフラー姿の女子高生が駆けていく。肩からかけた学生カバンには、たくさんのマスコットがぶら下がっていて、とってもにぎやか。最近はかなり大きいものも登場し、見た目もなんだか暖かい。

 東京の私立高校3年尾前知世さんのカバンの持ち手にはクリスマス限定発売の靴下型ぬいぐるみが二つと、秋の体育祭で クラスが優勝した時の鉢巻きが結ばれてる、ポケットにはゼブラ模様の髪留めクリップと、全部で7個。「通学用カバンってシンプルだけど、電車の中とかでいろんな人に一番見られるでしょ」

 手芸屋さんで見つけた可愛いリボンを結びつけて自分だけの個性をアピールしたり、修学旅行先で買ったお守りを仲良しグループ全員でつけて一体感を味わったり。

 でも早ければ数日、遅くても1ヵ月で別のものに変えていく。理由は流行のサイクルが早まっていることと、大きめのマスコットだと満員電車の中で取れちゃうからなんだって。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.11.23朝日新聞朝刊より)

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カドケシ
カドケシ★面白くて可愛い形
 

 文房具の詳しい女子高生たちの、最近のオススメは「カドケシ」。小さな立方体が10個互い違いにくっついている消しゴムだ。1個150円。

 どんなに使っても角が出てくるから、小さい字を消す時にすごく便利らしい。ようやく受験勉強に本腰を入れ始めた東京都立高校3年の佐伯美香さんは「単語帳とかノートもきれいにできて、なんとなく勉強に身が入ってる気がする(笑)」。
 一方、「形が面白いから好奇心で思わず買っちゃった」(東京都の私立高校1年佐藤友香さん)「みんなに『何これ?可愛い♪』って言われる!」(同1年小山奈津紀さん)と、彼女たちにとってはユニークな外見も大きな魅力みたい。

 製造元のコクヨによると、今年5月に発売。以来売れ行き絶好調で、3月までに出荷数は60万個に達する見込みという。

 教室ではその話題で持ちきり。ただし、試験終了間際なんかに広い範囲を一気に消す時には、やっぱり普通の消しゴムも必要なんだって。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.11.09朝日新聞朝刊より)

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プリクラ
プリクラ★機種見分ける達人も
 

 「花鳥風月」「美的革命びてきかくめい」「美匠びしょう」「桃色宣言」「衝撃美写しょうげきびしゃ」「スタパラショット」・・・・・。これって何の名前かわかる?
 正解はプリクラの機種。女子高生の人気はこの数年変わらず、様々な機種が登場。最近はいかにきれいで面白く写るかや、撮ったプリクラの上にどんな落書きをするかを競い合う子が多い。
 東京都立高校1年吉原亜衣さんは、友だちのプリクラ帳(プリ帳)にはられた1枚ずつを指さし「これは一番人気の『花鳥風月』で撮ったやつ、こっちは『美的革命』・・・」と、機種名を当てちゃう。微妙な色合いや、背景の図柄で違いがわかるんだって。
 同じく1年の矢嶋真由さんは落書きの達人。「髪の毛染めた!」なんて撮った日の出来事を記すほかに、初めて一緒に撮る時は「初プリ」、久しぶりだと「久プリ」、コスプレして「コスプリ」、セクシーポーズで「エロプリ」・・・・なんて書き加えたり。

 わざと変な顔で写る「変顔へんがお」もはやってるよ。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.10.26朝日新聞朝刊より)

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抱き枕
抱き枕★偉大な「快眠お助けグッズ」
 

 女子高生の睡眠時間は「6時間」という声が多く、ちょっぴり少なめ。学校→塾→バイトor習い事と超忙しい1日を終え、「家に着いたらすぐ眠りたい」という子も。
 そんな大事な睡眠タイムに寝つきが悪い子は悲惨。最近「これがあればすぐに寝られる!」と、愛用者急増中なのが抱き枕だ。

 頭を乗せる枕は家にあるのを使うけど、抱き枕は自分のお小遣いで買ったり、お母さんにおねだりして誕生日に贈ってもらったりするらしい。

 東京都の私立女子高1年舘彩香さんは「重視するのは触り心地。やわらかくて三日月型の、身体にフィットするものを選ぶんです」と教えてくれた。今一番欲しいのはディズニーの「リトルマーメイド」に出てくるアリエルの抱き枕とか。

 足でギュッとはさむから中身の綿が分離しちゃったり、朝起きたらどこかにブッ飛んでいたり。そんな過酷な試練に耐えつつも、女子高生の快眠を誘う”お助けグッズ”。頼りになるよ♪


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.10.12朝日新聞朝刊より)

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食べホ
食べホ★ダイエットも何のその
 

 食欲の秋になると、女子高生の「食べホ」の回数は増える。食べ放題のお店へ行くことだ。最近はテストや文化祭の打ち上げ、留学生の歓迎会など、学校生活と切り離せないイベントにもなりつつある。

 焼き肉、おすし、ピザ、ケーキ・・・・・。この時期は月1ペースを超すので「1500円以内で納まる店」が人気とか。

 東京都立高校2年土屋美紗希さんは渋谷の「デザート王国」がお気に入り。「バナナクレープやウーロン茶ゼリーなどがおいしくて、女の子同士にピッタリなんです」
  同じく2年の高橋ゆみさんが「90分の制限時間の後半、30?40分はおしゃべりタイムになる」と教えてくれた。「ダイエット中の子も、一食抜いておなかいっぱい食べてます。最初から飛ばし過ぎて、後で『気持ち悪い』って言う子も必ずいるんですけど(笑)」

 ふだんはダイエットに熱心な彼女たちも、食べホの時だけはとっても食欲旺盛。育ち盛りの高校生はこうでなきゃ!


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.09.28朝日新聞朝刊より)

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クラT
クラT★団結の必需品
 

 高校は文化祭や体育祭シーズン。放課後の教室は劇などの「出し物」の準備で大忙しだけど、みんなおそろいの服で楽しそう。これがクラスの団結を導く「クラT」だ。

 東京都立高校3年の遠田一美さんと福田真理香さんは6月初めに、クラT係に選ばれた。クラス全員で「ポロシャツかTシャツか」「何色にするか」を多数決で決めた上、胸と背中のデザインは2人が約1ヵ月かけて考えたという。

 結局、紺色のポロシャツの胸に劇のタイトル、背中はクラス全員の名前を入れることにして、7月の初めに業者へ頼んだ。料金は1枚2600円。自分のHPで練習日程を知らせている演出担当の末永千香子さんが「『クラポロ』できたよ!」と報告した途端、みんな一斉におそろいに。

 20、21日の本番に向け、HP上でカウントダウンも開始。「クラポロで準備していると結束が強まる」と末永さん。みんな「青春の思い出にず?っと大事にとっておこう」って話してるんだって。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.09.14朝日新聞朝刊より)

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香水
香水★オトコクササの必需品
 

 最近の男子高校生によると「教室の中は、オトコばっかりだからクサイです。」ただ昔とはニオイの質が違う。制汗スプレーはもちろん、「香水」をつけている子が多いからだ。いろんなニオイが混ざり合い、すごいことになる日もある。

 「おまえクサイ、つけ過ぎ」と仲間から注意される子がいる一方、身だしなみに無頓着な友人へ「少しはオシャレしろっ!」って意味でプレゼントする男子も。

 東京の私立男子高校3年の西勇輔君は「雑誌で香水の知識を勉強した上で、ドラッグストアのテスターで自分好みを選び出すんです」。初心者が使うのは資生堂「UNO」やマンダム「GATSBY」など男性用化粧品シリーズ。西君はこれまで、海外ブランド品や人気の「セクシーボーイ」など、いろいろ試したことがあるそうだ。

 かつて「ズール」というフェロモン香水が話題になった。いまの男の子たちが”オトコ臭さ”を競い合う時、香水は必需品となりつつある。


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.08.31朝日新聞朝刊より)

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ガチャガチャ
ガチャガチャ★一度に2、3個入手も
 

 子どものころに遊んだ「ガチャガチャ」。最近は驚くほど中身が抱負になり、町のあちこちで目につく。一度やってハマっちゃった女子高生も多いらしい。ゲーセンの一角に専用コーナーが出来たり、渋谷や秋葉原には専門店もあったり。「ガチャ玉」を売るコンビにも増えてきた。

 値段は1回100円?300円。東京都立高校2年の牧野由樹子さんは「何が出てくるかわからないギャンブル性もあるけど、中身のマスコットが安いわりにはほどほどかわいい」=写真。彼女たちは携帯ストラップや学生カバンに付けるマスコットを、1週間から3ヵ月程度で変えるからお手ごろという。

 もうひとつのハマる理由は、マスコットと一緒に入っている小さな紙。入手した中身の別バージョンを写真つきですべて載せていて、ついつい「全部ほしい!」と思うらしい。子ども時代よりもお小遣いも増えたから、1度に2、3回は試せるし。でも、それって、”プチ衝動買い”?


(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.08.17朝日新聞朝刊より)

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すそ絞りパンツ
すそ絞りパンツ★足首強調し華奢に
 
 夏休みの女子高生は私服で個性を競い合う。彼女たちによると、この夏に流行しそうなのは”背中あき”。首の後ろで結ぶ「ホルダーネック」の下に、ビキニの水着をつける「見せブラ」スタイルなんて、いかにも今年っぽいとか。ただ、背中に日焼け止めを塗るのが一苦労なんだけど。

 ほかに街で目を引くのが「すそ絞りパンツ」。東京の私立高校2年生岩本美莉さんたち4人組に集まってもらったら全員パンツルックで、うち3人がすそ絞りだった。=写真。

 大絶賛の理由を聞くと「お姉系とか古着系とか、どんな雰囲気の服でも似合う」「足首が強調されて華奢にみえます」「はきやすくて楽チン。しかも女の子チックにみえる」・・・。流行を部分的に取り入れて上手に着まわすのが”ウチら的”なんだって。


 私服選びのポイントは「親の意見も参考にすること」。意外とスタイル良く見えたりすることがあるらしい。ママのセンス、あなどれないよ。(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.08.03朝日新聞朝刊より)

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ヘアカラー
ヘアカラー★「プリン」になったら染め直し
 
 最近の女子高生が関心を寄せるおしゃれは「ヘアカラー」。夏休み前に、髪の色を明るくしたいと考える子が多い、毛染め禁止の学校に通う1年生の中にも「終業式が終わったらすぐ染めたい!」という声がチラホラ。でも、始業式の前には黒く染め直さなくちゃいけないんだけど。

 そんな彼女たちが徹底的にこだわるのが「色」。例えば、同じ茶髪でも、仕上がりがほかの人と微妙に違う”自分だけの色”を目指すんだって。

 東京都立高校3年の高橋茉莉さんも、ドラッグストアに並ぶ膨大な種類のカラー剤を入念にチェックし、店頭の見本やパッケージ裏のイメージ写真などぴったりの色を選び出すという。「いろんなメーカーを10回以上試した。今はムラなくキレイに染まるよう、お母さんに手伝ってもらいます」


 カラーをやるタイミングは、季節の変わり目か「染めてから2、3ヵ月後の、生え際の黒髪が目立つ『プリン』になった時」。ナルホド?。(調査会社・ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.07.20朝日新聞朝刊より)

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ショップの袋
ショップの袋★色柄形にバリエーション
 
 体育着や水着、友だちに貸す漫画、プリクラ帳、お弁当箱・・・。女子高生はたくさんの荷物を持って学校に通う。だから学生カバンのほかに、洋服を買った時などにもらう「ショップの袋」が必須アイテムなのだ。

 ショップの袋の人気が出始めたのは6、7年前。当時は「渋谷109」に出店するブランドの長方形の形の袋を肩から斜めにかけて使った。最近は手提げタイプが多く、ポケットやファスナー付きの袋まで登場。季節限定で柄や色が変わるショップ、雨の日限定の「雨の日バッグ」を出すショップ、などお店側もすごく力を入れていて、女子高生も目が離せないみたい。

 だいたい10枚以上はためていて、実用性とTPOで使い分ける。「安い大きなノートとかを買って、大きな袋をもらっちゃう」と東京都立高校1年の富岡美乃里さん。

 ショップの袋を見れば、園子の私服ファッションも一目瞭然。だから高級ブランドの袋はシワにならないよう超大事に使うんだって。 (ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.07.06朝日新聞朝刊より)

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お姫様鏡
お姫様鏡★どこでもメルヘン気分に
 
 最近、持ち手付きの鏡を持つ女子高生が増えてきた。彼女たちの呼び名は「お姫様鏡」。火付け役は米国デザイナーブランド「アナスイ」の黒い鏡=写真中央=だったといわれる。
  使いやすいのは絶対に二つ折り。でも幼いころに絵本や映画でみたおとぎ話のプリンセスが手鏡を見るシーンはだれにとっても印象深く、あこがれの一品だ。

 「手鏡で自分をみていると、なんだかメルヘン気分に浸れるんです」というのは東京都内私立高校1年の関澤里沙さん。キラキラ光る小物が大好きな友だちが百円ショップで買った手鏡にラインストーンを張っていた。これを参考に目下オリジナルを製作中とか。

 同じく吉永佐希子さんは「通学カバンの外側ポケットに入れて持ち手部分をちょっと出す。カワイイし、取り出しやすい」。

 これから週末の試験勉強に忙しくなるから、気分転換にお姫様鏡は欠かせない。でも「夢」の国には引き込まないで。(ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.06.22朝日新聞朝刊より)

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縮毛矯正
縮毛矯正★梅雨でもさらツヤ髪
 
 女子高生にとって髪形は超重要課題。最近は髪の毛がスルっと通る「ストレートが一番!」との声が圧倒的だ。言われてみれば、街中ではやたら真っすぐ&サラッサラ髪の子が目につく。
 その秘密を探ると「縮毛矯正」がブームだった。「梅雨対策に、迷わず縮毛かけた!」と話すのは東京都立高校2年の大崎萌さん。美容院で3時間以上、値段も1万5千円かかった。でも「一度やればブローなしで3ヵ月?半年もつから高くない」とか。

 ストレート人気の裏には、サラつや髪で登場する芸能人が多いのも影響しているみたい。梅雨に縮毛かける子の特徴も、グルグルの縮れ毛に悩んでというより、ゆるめの天然パーマやわずかなくせ毛が「湿気で広がるのが許せない!」というケースが多そうだ。


 生まれつきの直毛でうらやましがれている都立高校2年白石佳奈さんは「自分よりもサラつや髪の子が増えるから立場が逆転しちゃう」って、ちょっと残念そう・・・。(ブームプランニング代表 中村泰子)


(2003.06.08朝日新聞朝刊より)

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キーホルダー
★ジーパンのお尻でキラッ
 
 女子高生が通学カバンやケイタイに付けるアクセサリー。いま大流行しているのが、キラキラ光る大きなキーホルダーだ=写真。去年、女子高生御用達の雑貨店で売り出され、今年4月ブレークしたらしい。形はハートやアルファベットなどで、色もピンク・ブルー・レインボーと様々。素材はプラスチックでとっても軽い。

  最大の魅力は税込み210円という超お手ごろ価格らしい。神奈川県立高校の1年羽佐田瑶子さんは「うちのクラスのシンボルは『星』ってことにして(笑)。みんなケイタイにおそろいでつけてます♪」と話す。ファッション面でも注目されていて、東京都立高校1年の増島知香さんは「ケイタイをジーンズの後ろポケットに入れる時、大きめのハート形だけ外側に出すからワンポイントになる。カワイイでしょ」。

 家の鍵に付ける子もいる。軽いし大きいので、バックの中から探し出すのがとにかく楽らしい。意外に実用的だよ!。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.05.25朝日新聞朝刊より)

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シェーバー
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バナナ味
★お菓子でも料理でも
 
甘い物が大好きな女子高生。休み時間や放課後、友達同士で持ち寄ったお菓子をつまみながら、おしゃべりに花を咲かせる。

  春と言えば「いちご味」が定番だけど、今年は「バナナ味」も注目されているらしい。ポッキーやミルキーにバナナ味が登場。普段からフルーツ味のお菓子を食べている東京都立高校1年の西裕美さんは「本物のバナナはネチョネチョしてていやだけど、チョコバナナ味のお菓子は大好き。お母さんが作るバナナケーキも本当に美味しいんですよ」。お菓子メーカーがバナナ味に力を入れている背景には、最近の高級バナナブームがありそう。

 女子高生の家にも、バナナを「便秘に効く」「背が伸びる」などの理由で冷蔵庫に常備しているところが多いのだ。そのまま食べる他に、牛乳と混ぜてジュースにしたり、ヨーグルトとあわせたり。チーズとの相性も良くて「バナナ入りのポテトグラタン」なんて料理でも案外いけるんだって。ぜひお試しを。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.04.27朝日新聞朝刊より)

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下着
★同級生の「カワイイー♪」意識
 
 新年度を迎えた女子高生は新たな友達作りの真っ最中。

 「とにかく第一印象が大事!」と気合を入れる意味もあり、初登校日には一番いい下着をつけていく子が結構いる。自信がわき、何となくしゃきっとするらしい。
  この他に下着に気をつかうのは体育の授業や健康診断がある日と、修学旅行など”お泊り行事”。同級生の厳しいチェックが入る。
  本人も誰かに「あ、カワイイ?♪」って言ってもらうのを待っていて、気づいてもらえない時は「自分から言っちゃう」って声も。

 

 最近、東京・原宿の竹下通りにティーン向けの下着ショップが次々と開店中だ。全部の店を見て歩くのが楽しみという東京都内の私立高校3年生樋口友美さんは「イマージュ」(写真)というお店がお気に入り。理由は「淡い色のフリルやレースが一杯の上下がそろっているから」。でもママと一緒に下着を買いに行くと、地味な色や柄を選ばれるのが難点とか・・・。  (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.04.13朝日新聞朝刊より)

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卒業旅行
★先生誘って1泊ツアーも
 
 高校生活の仕上げは卒業旅行。
本当は「大人数で温泉かスキー&スノボー」が理想だけど、みんなバイトや習い事で忙しく、仲良しが多い子達ほどスケジュール合わせが難しい。

「日帰りで温泉気分を味わえないか」と考え、東京・お台場温泉物語を選んだのは大島麻実子さん。都立高校の同級生7人グループもすっかり旅行モード(←写真)だった。
 お風呂は混んでてイマイチだったけど「浴衣姿でカキ氷や駄菓子を食べたり写真を撮ったり。楽しい思い出がつくれました」。帰りの海辺で「大学の卒業旅行もこのメンバーで」と誓って別れたんだって。

卒業旅行みたいな大型企画もある。東京都の私立女子高校に通っていた庄司麻衣さんの場合、膳卒業生200名中60?70人が参加してバス2台で1泊伊豆温泉ツアーに行く。現地の体育館でのドッジボール大会やバーベキュー計画もあり「幹事さんに感謝!」。化粧や髪の毛などの校則ともサヨナラだから、先生も誘って楽しんじゃうよ。  (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.03.23朝日新聞朝刊より)

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合格祈願
★キットカットで「きっと勝つ」
 

 多くの女子高生は大学入試を終えて、ホッとしているところ。彼女たちが試した“合格祈願”方法とは・・・。

【食べ物】
今年はテスト開始前に「キットカット」を二つに割って食べるのが流行した。名前が「きっと勝つ!」に似てるからだって。神奈川県の小宮麻佳さんのお弁当には、お母さんが毎回「とんかつ」を入れた。

【お守り】
朝日新聞の「大学入試研究所」というHPで練習問題を解き、「クマ守り」と呼ばれる人形を当てたのは、埼玉県の三堀麻美子さん。みんな湯島天神などの典型的なお守りは手に入れるけど、絶対に持ち歩かない。「ダサイから」なんだって。

【志望校がらみ】
東洋大を狙ってた子はひたすら大学のキャラクター「ムーミン」に願掛けした。ムーミンのテレビ番組は必ず見て、肌身離さずムーミングッズを持っていた。この子には大学から年賀状が届き「あなたがたくさん笑える年になりますように!」って書いてあったんだって。  (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.03.09朝日新聞朝刊より)

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NOVAうさぎ
★話題満載の人気キャラ
 
  女子高生が注目するキャラクターなら人気上昇は確実!ということで最新流行を調べてみると、ご存じ「NOVAうさぎ」だった。

 最初は「不細工。全然可愛くなーい」と思ってた子も、何度かCMを見ているうちに「すかした感じが新鮮」と心変わりしちゃったらしい。

ケイタイの待ち受け画面は、人気のバロメーター。「話題の画像はチェーンメールで回ってくる。昨年末まで『アイフル犬』、今は圧倒的にウサギ」と東京の私立高校1年生の小沢由美さん。

 人気キャラの研究に熱心な彼女だから、学校の机とかノートに書くウサギの絵も、とっても上手で独創的だ。

 CMで流れる歌の歌詞があやふやなのも話題を呼ぶ要素。都立高校2年生の船木瑛美さんは「♪いっぱい食べてーいっぱい食べれる?♪と間違えてる子が多い。『どうして英会話学校の宣伝なのに食べるなの?』って会話になる」とか。替え歌を作っちゃう子もいて、かなり楽しそうだよ。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2003.02.23朝日新聞朝刊より)

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バレンタイン
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お弁当
★ママの一手間に感激
 
 学校、塾、アルバイトと超多忙な女子高生にとって、食事は元気な毎日を支える大切なエネルギー源。昼休みの教室で食べるお弁当の中身を見せてもらった。

 まず目に付くのは「卵焼き」「鶏のから揚げ」「プチトマト」。卵焼きは昔からの定番メニューだけど、から揚げは各冷凍食品メーカーからいろいろ発売されていて「おいしく、入っててうれしい一品」とか。プチトマトは栄養面に加え、鮮やかな色とすき間を埋める点で重宝されている。

 ところで毎朝お弁当を用意するのはやはりお母さんが圧倒的。パートやフルタイムで働くママも多いから、「ぶっちゃけ、夕飯の残り物が多い」のが実情らしい。だから、東京都立高1年の岩井響子さんのように「前の晩の焼ギョーザが揚げギョーザで入っていた時は『やってくれたね』と感動した!」と、一手間に絶賛の声があがる。

 最後に、いつも早起きなお母さんへ。娘さんたちが「ありがとう」と感謝していました。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

 (2003.01.26朝日新聞朝刊より)

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スケジュール帳
★今年は「姫キャラ」
 

 女子高生の必須アイテム「スケジュール帳」。
新年を迎え、みんなのを見せてもらうと、昨年12月に切り替えた子が多く、すでにびっしりと予定が書き込まれていた。

 アルバイト、塾、習い事、行事・・・・。項目ごとに色鮮やかなペンで区別されている。デートの日にはハート型シール。一緒に遊んだ子の名前と行った場所を記したり、お金の貸し借りを書き留めたりする「一言日記」。大人顔負けの使いこなしに感心してしまう。

 今年の人気はシンプルなビジネス手帳風ではなく、ディズニーキャラクター満載の「可愛い系」らしい。なかでも「姫キャラもの」が一押しとか。表紙にリトルマーメイドやシンデレラといったおとぎの国のプリンセス数人が並び、キラキラと光を放つ。

 「真っ白なスケジュール帳って悲しい。びっしりだと『私は本当に忙しいんだぁ?』って充実感がわくんです」と東京の私立高校1年の加藤みのりさん。このあたりは女子高校生らしいね。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

 (2003.01.12朝日新聞朝刊より)

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カメラ付き携帯
★「着メロ」ならぬ「着顔」で
 
 ちまたで大ヒットの「カメラ付き携帯」が、高校生の間でも広まってきた。プリクラ好きな女子高生はどんなものを撮影し、どう利用しているのか。

 みんながやっていて面白いのは「着顔」。事前に友だちの顔を写しておき、その子から電話がかかってきた時に、着信画面が出るようセットしておく、というわけ。

 画像が鮮明になってきたので、メモ代わりに使う子も多い。「黒板に中間や期末試験の時間割りが張り出されると、それに向かって皆パチパチやってますね」と神奈川県の私立女子高2年生小坂修子さんは話す。

 東京都内の私立高校2年生鈴木俊江さんは「街で見かけたクリスマスツリーやイルミネーションを待ち受け画面にしてます」。テーマパークへ遊びに行ってもお土産が買えない時に「とりあえず写して『画像土産』に」という東京都立高校2年生の加藤美夏さん。

 楽しい工夫の数々、試してみてはいかが?  (ブームプランニング代表・中村泰子)

 (2002.12.22朝日新聞朝刊より)

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電子辞書
★スピーディーに意味調べ
 
 高校生は今、受験を控えて追い込みの時期だったり、期末の真っ最中だったり。これまでの試験勉強には厚くて重たい辞書は欠かせなかったけど、異変が起きている。

 電子辞書を使う子が急増中だ。

 英和・和英・漢和・古語のほか、類語や広辞苑などまで搭載しているものもある。コンパクトで軽く、色もカラフル。値段は2?3万円と安くないけど、「ページをめくる時間が省けて、勉強がはかどるんだよ!」と親を説得し、買ってもらうらしい。

 「学校生活の必需品。いつもカバンに入れて持ち歩いてます」と話す東京都内の私立高校1年原田絵梨花さんも、入学祝いにお父さんからプレゼントしてもらった。クラスの半分ぐらいは電子辞書ユーザーだとか。

 ところで実は女子高生って、授業中にメモ機能をフル活用している。「ほうかご、ひま?」なんて言葉を入力し、辞書を貸すふりして友だちに回しちゃうんだって。先生、ゴメンナサーイ! (ブームプランニング代表・中村泰子)

 (2002.12.08朝日新聞朝刊より)

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ニット帽
★どんな服にも合う万能グッズ
 
 温暖化の影響もあって「日本の冬は寒くなくなった」と言われているけど、女子高生の間ではなぜかニット帽が大流行している。街には、定番のボンボン付きから長い耳あてがついたものまで、いろんな形が出回っている。

 最近の女の子は、愛読する雑誌や洋服の趣味で「ふつう系」「ギャル系」「原宿系」などに分かれるんだけど、ニット帽はどのタイプにも似合う万能グッズらしい。みんな9月の終わりぐらいから「買わなきゃ?」という気分になり、1900?3900円ぐらいのを一つは持っているみたいだ。

 東京都立高校2年の渡辺加奈恵さんは今秋、修学旅行で北海道へ。その際、全生徒の90%以上が私服にニット帽だった。「制服以外のどんな格好でも似合うんだ、って実感しました」

 いまや最新ファッションに欠かせないニット帽。でもお母さんからは「昔、スキー場でかぶったわ」なんて、懐かしがられちゃうんだけどね。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2002.11.24朝日新聞朝刊より)

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つけ毛
★即席ロングヘアで冬支度
 
 先週は短い髪の毛だったのに、「ほら、長くなったでしょ」と驚かせてくれる女子高生が増えてきた。秘密は「エクステンション」と呼ばれるつけ毛。ヘアピンで留める1500円程度のタイプではなく、美容院や専門店で2万円以上もかけてつける本格派が人気だ。

  浜崎あゆみなどの芸能人やモデルの影響もあるけど、何より変身した友だちを見て「私も?」と連鎖反応を起こすことが多い。銀色のメッシュ入りのミックスカラーを編み込んだり、黒いストレートロングヘアを専用ボンドでつけたり。

 「寒い冬に向けて、長い髪の毛が欲しかった」という東京都の私立女子高3年寺山久美さんは最近、長い黒髪にしてイメチェン大成功。料金4万円は、バイト代をつぎ込んだという。

 長持ちさせるため、エクステ部分のトリートメントは欠かさない。やっぱり長い髪は、女の子たちの永遠のあこがれ。クリスマスのデートの準備は着々と進んでいるよ。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

 (2002.11.10朝日新聞朝刊より)

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リストバンド
★「偽物裏返し」がおしゃれ

 「W.W.J.D.」という文字の入ったリストバンドがいま、高校生男女の間で流行中だ。もとはNBA選手が愛用していたといい、男子バスケ部員から口コミで広まった。最近は芸能人も着けているせいで人気に拍車がかかり、この秋以降ファンが急増したらしい。

 「What Would Jesus Do」の頭文字で、「神ならどうするだろう」っていうような意味だけど、結構知らない子もいる。1本300円前後で、スポーツ用品店や雑貨屋で売っている。

 「親友や男友だちのを見ていいなと思い、池袋ですぐに買いました」と話すのは、東京都立高校1年生の小田嶋梓さん。お気に入りはレインボーカラーで、わざと裏返しに巻いている。「こうした方が色使いが可愛くなる」

 ちなみに彼女は100円で購入した。安いと偽物ってうわさもあるけれど、全然平気らしい。それより、おそろいバンドのカップルの方が「うらやましい!」って。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2002.10.27朝日新聞朝刊より)

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粘土の粉末
★毛穴汚れ落として美肌に

 最近の女子高生は昔に比べて、肌がすご?くきれいだと思わない?話を聞くと、小学生で洗顔を始め、中学生からは本格的にスキンケアをやるって子が増えている。ティーン向け雑誌でも頻繁に特集しているし、みんなツルツルピカピカの美肌を目指している。

 そんな彼女たちがニキビ以外で一番気にするのが小鼻の毛穴の汚れ。「黒いポツポツは絶対に許せないっ!」と口をそろえる。で、いま流行なのが、東急ハンズなどで売っている「インディアンクレイ」。100%天然素材の粘土の粉末だ。

 「いままでのどんな製品より汚れが落ちる。美白効果もあって一石二鳥」と話すのは、中学時代から毛穴パックオタクの東京都立高校2年小田ゆかりさん。全然つっぱらず、ニキビも治るし、1袋220円という安さがたまらない魅力だって。

 シールタイプの毛穴汚れ取りで肌が赤くなっちゃった子にも好評。とにかく優れ物で、ママにこっそり使われちゃった子もいるよ。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2002.10.13朝日新聞朝刊より)

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NANA
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プーさん
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オー!マイキー
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ソックス
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タンキニ
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ネイルアート
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カラーボールペン
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サッカーゲーム
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ウーロン茶
★うわさのマイナスカロリー飲料

 「新しいビキニとかタンクトップとか欲しいよね」。中間試験が終わった女子高生の話題は、もっぱら夏に集中している。露出度の高い服は着たいけど「おなかヤバイ」「二の腕もヤバイ」と痩せなきゃ話で盛り上がる。気分はすっかりダイエットモードです。

 カロリーにチョー敏感な彼女たちだから「お茶」から目が離せない。500?リットルのペットボトルの新製品が発売されると、みんなで学校に持ってきて、昼休みや帰り際に飲み比べる。味をチェックするんだよね。

 でも実は、ウーロン茶しか飲まないって子も結構多い。「飲むだけで勝手にカロリーを消費してくれるんです」という私立高校2年の森田英里子さんもそんな一人。お気に入りはサントリーの「烏龍茶」で、濃いめの味がダイエットに効きそうな感じなんだって。

 家庭科の教室に張ってあるポスターにも「マイナスカロリー飲料」とか書かれていて、とにかく注目されてるよ。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2002/06/09)

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モンゴル800
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ヘンプ
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マスカラ
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シュークリーム
クセになる味と値段

 「シュークリームだぁ?い好き!」。そんな女子高生のオススメ人気ナンバー1は最近、行列で有名な専門店「ビアード・パパの作りたて工房」のシュークリーム。学校帰り、東京の渋谷駅にあるお店の近くを通ると、カスタードの甘いニオイにそそられ、つい寄ってしまうらしい。

 「作ってる過程がみんな見えるし、目の前でクリームを入れてくれるのがウレシイ」「皮がサクサクしていて、その食感がまたイイ。しかもマジうまいのに120円!」と絶賛。

  ところで女子高生にとって、値段ってとっても大事。100円で買えちゃう銀座コージーコーナーのシュークリームは昔から人気があるが、「手軽でクセになるっていえば、やっぱコンビニの100円シューだよね」というのは都立高校2年の鳥居夢さん。

 お気に入りは、セブン-イレブンで売っている「ミルクたっぷりとろりんシュー」。週に2、3回は友だちと買って、外で立ち話をしながら食べちゃうんだって。 (ブームプランニング代表・中村泰子)

(2002/04/14)

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